異形の殺人鬼について聴取を受ける事になったキドウとイリは
E区の統括区であるE-01へ向かう

わざわざ呼び出されたことへの不審を抱くキドウ




E区の総監であるアドハム中将は、カガステル研究の権威である
フランツ・キーリオと話し込む
…その傍らには、キドウを狙った殺人鬼が大人しくひかえていた…


E-05西の砂地にカガステルが住み着き
軍による駆除作戦が展開される

戦車隊の軍人カシムは
かつて西ゲートを廃墟に変え、
親のない子供をスラムに押し込んでしまった自分を責めていた


命に変えても西ゲートを守ろうとするカシムを
リジーは引き止める


「汚した手の先に守ったものも残るだろう?」
とキドウに諭され、
カシムは自分の考えを改める



…しかし運命は無情にその想いを奪う

もう恨んでいないと告白したリジーの前で
カシムはカガステルを発病してしまう。

引き金を引けないハディ。



迫るタイムリミットの中
キドウは「駆除屋」である自分の職務をまっとうする



血塗れたままイリに皮肉を残したキドウは
流れていく水とカシムの血に
古傷が開く痛みを覚えた









―――10年前
極東の地獄で生きたころ
駆除屋の祖である養父との思い出。


尊敬してやまない養父の首を落とした事
「神様を得た安堵」と「父を殺してしまった恐怖」







その苦しみの中で初めて女性を愛したこと



…そして全て捨てていかなければいけなくなったこと




カシムの首を落とした事実は
キドウにもう一度似た苦しみを与えた。






そして
甘えと自棄から自分を気遣ってくれたイリに暴力を振るおうとする




イリはようやく自分の想いを伝える。

しかしキドウは駆除屋として生きる覚悟は出来ても
その上で誰かと生きていく覚悟はできないと

柔らかく彼女の告白を断る


…けれどキドウの中で、イリは特別な相手であると認識され始めた


カシムの墓の前でハディと出会うキドウ。
カシムはかつて駆除屋によって両親を殺されていたと知る。
後悔とも違う感情が胸に刺さる


ハディは止めてくれたのがキドウでよかったとフォローする
そして、E-05で起きている不可解な事柄と
イリに対する疑惑を伝える…





「虫に襲われたはずのイリと父親」



しかし父親は傷を負っていたものの食われてはおらず
イリにいたっては無傷だった。

その違和感をようやく思い出したキドウは
イリを問い詰める


おびえるイリ



マリオの店を包囲する軍人から逃げるキドウとイリ



何も知らないと一点張りのイリに痺れを切らし
キドウは語調強く問い詰める




――自分に銃を向ける父
さらに古い思い出。見知らぬ少年。分厚い水槽。


イリはその記憶の断片に襲われ悲鳴を上げる


…彼女は故郷から円満に旅立ったのではない
父と共に、逃げるように飛び出してきたのだ。



ナジ達に救われるキドウとイリ

塞ぎこみ、謝るばかりのイリを心配する子供たちと
自分の行動の浅薄さに悩むキドウ

ナジのシンプルな考えに「それで良いのだ」と確信を得たキドウは
怯えるイリに謝り
「思い出さなくていいから一緒に逃げよう」
と持ちかける


その言葉に喜びと悲しみを滲ませてイリは一緒に行きたいと
キドウの胸に飛び込む








しかし二人の前に
異形の殺人鬼が立ちふさがる

イリと子供たちを逃がしたキドウは再び殺人鬼と剣を交える
…キドウはついにその男の素顔を知る








軍人につかまったイリはナジたちには手を出さないでと訴える
しかし、スラムの人間などゴミにしか思っていない彼らは
ナジとリジー達に銃口をむける







イリは、友人を救いたいというエゴから

「カガステルの因子を持つ者」に呼びかける

虫へと変わる軍人と、怯えて銃を乱射する軍人

2人の殺し合いを見届けたイリは
冷たい眼差しを朝日と迎えの車にむけた。


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